mobiファイルとは、kindleに本を提出する際に本をまとめて提出するファイルです。
この中には画像やページの情報、目次等が含まれています。
これはアマゾンで無料配布されているKindle Comic Creatorで自分で作ることが出来ます。
原稿の確認
mobiファイルに変換する前にまずは原稿が正しく並んでいるか、枚数は予定通りかカラー原稿の入れ忘れ、5で作った見開き原稿の差し替え忘れはないか、徹底的に確認します。
フォルダでファイルを画像表示して、名前順、5枚ごとに並ぶように表示してやると、右端が5の倍数で並んでるので、二枚同じファイルが入ってたり、落丁があるとすぐ分かります。お勧めの確認方法です。
乱調落丁が無いようしっかり確認しておきましょう。
次に、出来ればmobiファイルにする前に一度PDFファイルにまとめて、PDFで漫画が読めるアプリ(お好みで)に入れて本の出来上がりの感じをつかむといいです。
ここで結構修正ミスやページの入れ忘れ等を発見します。
私はこの作業をipadとipadminiに入れて
kindle用のデータと代理店に渡すデータを同時に表示して、どちらかにミスが無いか、同時にめくって確認したりしてました。そのおかげで、紛れ込んでいた某キャラクターが丸一枚残ってたページを発見出来たりしました。
大変ですが無駄な作業ではありません。
完全にデータが整ったと思ったら、いよいよmobiファイルに変換します。
mobiファイル変換の手順は
1,アプリ起動>新しい本を作成
2,本の言語>日本語(その他はいじらなくていい)
3,タイトル>著者>出版社(書かなくていい)>カバー表紙(kindle用ファイルの1ページ目のカラーのカバー絵を指定)>新しい本をどこに保存しますか(好きな場所の任意のフォルダを指定してください。ここに色んなデータが出来ます。)>ページの追加を開始
4,ファイルを全選択(ctrl+A)もしくは(コマンド+A)して右下の開くを押すと
全部のファイルの登録が始まります。
登録されるとこのような画面になります。
5,カラー表紙を一枚表示にして、残りのページを見開き表示にするために、page1の前に右クリックして出てくるメニューで、一枚白ページ、page192を足します。
(見開きの調整)
☆これは今賀独自の方法ですので、他に方法がある方はそちらをどうぞ。
6,ページ設定から全ての見開きページを設定にする。
(並びが見開きになる)
7、見開きが整ったら、見開きを整えるために足したpage192を削除します。
すると、表紙一枚表示。それ以下は見開きでの表示となります。
ページの並びが正確なら、一番最後の裏表紙も一枚表示になっています。
8,次に見開き原稿をくっつけます。
全ての見開きページを設定するというのは
ページ上の見開きの設定で、くっついてません。真ん中に隙間があります。
これをページ設定の見開きページ
にチェックを入れると
このようにくっつきます。
全ての見開きページを同じ作業でくっつけてください。
☆のど側のスペースが大きく、普通のページの見開きの間に隙間を空けなくてもいいな、
という場合には7が終わった段階で
全てを見開きページに設定 とすれば、本、全部が見開き表示となって手間が省けます。
9,目次を入れる。
少し高度な作業ですが、kindleのmobiファイルには目次を入れられます。
目次の該当するページをクリックすると、左のようにもくじやエピソードタイトルを入れられます。
Kindle Comic Creatorで電子書籍を作った場合、デフォルトでは目次は全て該当ページのページ表示になります。
これに後で記述する目次の作り方で一手間かけると余計なページの表記が消えて、電子書籍用の目次になります。
ですので、この時点で、目次の記入をしておきましょう。
10,メニューバーのファイルからKF8ブックとしてエクスポートを選択します。
ファイル名記入(スパビー9等)出力先任意で(デスクトップ等)これで出来る「スパビー9.mobi)」は使いません。最後の)を取ればmobiファイルになりますが、
きちんとした名前のmobiファイルは最初に指定した、作業用のフォルダの中に出来上がっています。
作業の最初で「警告 対応する見開きページが見つかりません」と出ますが、これは一枚足して見開きを整えたせいですので無視していいです。>OK
mobiファイルが正常に構築されましたと出たらOKです。
3で指定したフォルダに完成したmobiファイルが入っています。