15 価格決定 発売


ここからは、今賀の完全な私見です。

 

電子書籍の価格ですが、紙の書籍の半額が妥当だと思います。

その理由は、まず、印税。kindleで低い方の印税でも35%頂けます。

390円で売っていた私の単行本の印税は7%でした、印税は27.3円です。

電子書籍200円で印税35%だと70円です。半額で売っても書籍の2.5倍の印税。

100円で売っても35円、390円の紙の単行本の印税より多いです。

ありがたい。とてもありがたいです。

 

400円で売れば倍じゃん!!と思う方は400円で出してみてください。

全然売れません。300円でも相当なネームバリューがないと売れません。

 

一度売り上げ数と順位の関係が分かっちゃいますと、

旧作の有名な作品が「ほぼ定価」で販売されていて ○万位なのを見ると、

これは月に数冊から十数冊しか出てないな・・。

ってのは丸わかりです。

 

月に数冊。冒頭で私が晒した売り上げ701円あんな感じです。有名な作品がですよ!?

電子書籍はまだまだマイナーなのです。

 

それに電子書籍というのはデータだけで、形がないものです。

一度完成品が出来たらサーバーに上げさえすれば永遠に売れます。

流通や在庫管理、その他手数がかからないから売り手側のリスクはほとんどゼロです。売れ残りも絶版もありません。

 

こんな都合のいい商品をリスク満載の紙の書籍と同じ値段で売っていいのは、新刊の電子書籍を半額で売ると新刊の紙の書籍が売れなくなる出版社さんだけです。

 

漫画家は欲をかいたら失敗します!

旧作はプロの出版社さんでもそんなに売れてないのです。

 

読者に喜んでもらう事を第一義に考えましょう!

電子の世界で絶版から再生した本は、再販制度から解き放たれて製本や流通の手数料を引いた額で売るべきなのです。

買い手側も電子書籍は紙の本から100円引き位じゃ手を出してくれません。

値付けは難しいです。

 

自分の作品を冷静に分析し、どれくらい売れるのか研究し、売れなかったら値段を下げる。そういう対応ができる所も電子出版のいい所です。試行錯誤しましょう!

今のところ、出来るだけ安く、そして多くの人に手にとって貰うことを優先させた方がいいと思っております。

 

=読者喜ばせるのを優先するならタダにすればいいじゃない=

 

読者はマンガがタダだから喜んでいるわけではないのです。

マンガが面白いから喜んでくださるのです。

 

プロの漫画家は商売です、マンガを描いて売ってなんぼです。

マンガを喜んで頂いた対価として売り上げを頂いています。

マンガは漫画家の財産なのです。

マンガ=タダ この認識が読者に出来上がるとプロ漫画家は生き残ってはいけません。

10円でもいいからマンガは売らなければならないのです。

 

実際11円で発売されたら「コミック総合(全てのkindleコミックの売り上げ順位)」で

1位から15位を3日間独占しました。20年も前の漫画が現代で上位独占ですよ!(゜┐゜)

このおかげで色んなサイトに取り上げて頂き拙作の電子書籍の知名度が上がり、

その後定価に戻ってからも売り上げは安定しております。

 

注)すべてこのように上手くいくわけではありません。

興味をひかない漫画はスマホの通信料と容量の無駄になるという認識で10円でも売れません。

お客様の目はものすごくシビアです。そこは心得てください。

何故消費者の意向を知っているのか?徹底的なエゴサーチをかけて調査しました。 

 

拙作のうち、ほぼ無名の

「まんがアカデミー」と「クロシオSOS」は動くまでにかなり苦労しました。

初期は売り上げが0冊という日が何日も続きましたが、

今はスーパービーダマンという強力なコンテンツに引っ張られる形で快調に動いております。

 

漫画は一度タダで配ってしまうとそのマンガの商品価値(作品の価値とは別)は未来永劫0円なのです。後に10円で売っても「高い!」と言われます。

 

販売促進で1巻は無料、数あるシリーズのファーストシーズン無料サービスとかは構わないと思います。本体とでも言うべきメインコンテンツを動かすためのきっかけ作りなんですから、そのメインコンテンツに無料の一巻分の代金は入っているのです。作品数の多い作家はこういう手も使えます。

 

この後の販促の項で述べますが、宣伝やキャンペーンはもの凄く大切です。

実際私も、読みたかった新しい漫画の1巻が半額で出てたので買ったら面白かったので残りを定価で買っちゃいました!

 

プロなら原稿一枚でも多く描けばいいじゃん!

というあなたは現在連載を持っていますか?読み切り載せていますか??

「一枚でも多くのページ」は編集者さんが決めることですし、

漫画を描くにはアシスタント代などで莫大な経費がかかります。

かつて量産していた時、原稿料が全額経費で消えていた経験が無い方ですか??

 

なにより、原稿描けばその場で売れちゃうような現在進行形の売れっ子が

「絶版を自力で出版しよう」と考えると思いますか??

 

漫画家は水商売、浮き沈みが激しい世界です。その中で定収が少しでもあればもの凄く助かります。(電子書籍の売り上げも安定しているわけではありません)

 

中古市場でプレミアム価格がついてたりすると「あなたの作品」まだまだ果汁がたっぷりですよ。

 

増刷や再販の無かった作品でよくある、「もっと発行してくれたら売れてたのに!!」

この手の不満は無限に発行出来る電子書籍では、完全に解消されます!

(しかし現実が売り上げという形で「実数」として返ってきますが(゜┐゜))

 

せっかく自分で出版出来るシステムが出来たのに絶版マンガを放置してどうします!?

 

売るにしても電子書籍にするスキルも無いしなー。という方のために

マンガ乾物屋の情報があるのです!

 

金にならなきゃ意味ないじゃん そういう方のためにも私は自分のノウハウを分かり安くマンガ乾物屋でご紹介しております。

 

めんどくさいしー、というような方は電子書籍での収入は諦めてください。

 

ここの全ては絶版をもう一度表に出したいプロ漫画家、絶版漫画を読みたい「読者」の為に頑張るプロ漫画家のためにだけにご紹介しています。

 

何より作者自らが作ることで高品質なサービス満点の電子書籍を作って頂きたいのです。


サンプル数は少ないですが、初期に取ったアンケートでは、価格設定はまずまずの結果が得られています。

内容の追加サービスも好評でした。

頑張った甲斐があったと思っております。